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エンジニア必見!デジタル庁のテックブログ!

デジタル庁テックブログ

デジタル庁はnoteに行政サービスなど様々な情報を発信されていて、特にマイナポータル連携などのお役立ち記事をこのブログでも紹介しました。
そんなデジタル庁のnoteにテックブログがあり、特におもしろかった記事を紹介したいと思います。
政府のクラウド基盤であるガバメントクラウドやデータ分析基盤について書かれているので、ITエンジニアは一度自分の業務に関連する記事がないか目を通してみるといいと思います。

デジタル庁公式note

おすすめのデジ庁テックブログ

紹介する記事を見出しのリンクに貼っています。詳細はそちらから飛んでみてください。

デジタル庁のデータ分析基盤「sukuna」

この記事のおもしろい点は、デジタル庁のデータ分析におけるミッションや組織体制についても紹介されていることです。

日本政府では「データを使うこと」の価値が浸透しているとは言い難い状況です。これは残念なことにも思えますが、一方で大きなポテンシャルがある、とも言えます。

その背景には、文化的な側面や、委託事業者との関係性、技術面や知識面のズレ、人材不足という課題など、さまざまな要因があって浸透していないものと考えられています。

ファクト&データユニットは、そのような状況を打破するために、政府内で多くのデータ活用事例を創出し、「政府において、データを使うをアタリマエにする」というミッションのもと活動に取り組んでいきたいと考えています。

https://digital-gov.note.jp/n/na227ce427930?magazine_key=m90208c3610d0#d5208273-aaae-48ac-b09e-26246331bbfc

この「データを使うをアタリマエにする」というミッションを前提に組織体制やデータ基盤の方針や在り方を示しており、データ分析に取り組む多くの民間企業も参考になるのではないでしょうか。

データ分析基盤の詳細はブログを見ていただいた方が早いのであまり書きませんが、特定のITベンダに委託せずデジタル庁で内製した基盤という点は意外でした。
コストや拡張性の面から既存サービスやローコードツールなどを利用しているのかと思いましたが、分析したいこと(対象のデータや分析方法など)やセキュリティ(情報の持ち出し)などの観点から内製化としたのではないかと思います。
この点については、民間企業ではSaaSやローコード開発の方がコストメリットがありそうですし、実績や前例なども踏まえるといろいろ意見が分かれそうですね。

データ分析基盤のアーキテクチャはGCPで、利用しているサービス群についても記載されています。
自社サービスや提案資料に置き換えて検討に使えそうだなと思いました。
(もちろん実現したいことや規模によって変わってくると思いますが)

他にもデータ分析基盤の続きの記事やデータ分析の知見がまとめられたガイドブックなども公表されています。データ分析に関わるエンジニアの方は読んでみてはいかがでしょうか。

デジタル庁のデータ分析基盤「sukuna」の変化

「データマネジメント実践ガイドブック」についてのお知らせ

ガバメントクラウド テックブログ

ガバメントクラウドは政府機関が共通的に利用するクラウドサービスのことです。
ガバメントクラウド

民間企業においてもAWSなどのクラウド上に自社システムやサービスを構築、移行する機会が増えていて、関わっているエンジニアの方も多いと思います。そんなエンジニア向けに政府共有のクラウド基盤がどのように構築・運用されているのか知っておいて損はないと思います。

テックブログの中で公開されている、もしくは公開予定のガバメントクラウド情報の一部を以下に引用します。

  • ガバメントクラウドで考える変化へ柔軟かつ迅速に対応できるITインフラ
  • Infrastructure as Codeの考え方
  • テキスト(エディタ)でインフラを構成する
  • インフラデプロイの仕組み
  • 運用のエンジニアリング

  :

https://digital-gov.note.jp/n/nadb09f0987e9

本ブログ執筆時点では、ガバメントクラウドについて次の2つが特におすすめです。

ガバメントクラウドにおけるIaC(Infrastructure as Code)の考え方

JSONプログラムコードとして記述されたインフラ構成からサーバなどの実際のインフラを構築するIaCを、システム環境の払い出しに利用する例が紹介されています。

Web APIアーキテクチャ

Web APIのメリットや考慮すべき点をあげてた上で、ガバメントクラウド上でWeb APIを構築する場合の方針が記載されています。
Web APIの利用シーン(向き/不向き)などは政府・民間にあまり差異はないように思うので、そのまま参考にできるかなと思います。

デジ庁テックブログ=技術書

少しマニアックな記事でしたがいかがでしょうか。
テックブログ全体的に行政機関のシステムの方針を決めたり、データを取り扱うデジタル庁としてのミッション、考え方が示されていて非常に勉強になりました。

また見出しのテックブログ=技術書は多少言い過ぎ感もありますが、アーキテクチャなど十分参考になると思うので自社内にも共有したいと思います。
またクラウドに関する記事は、自社顧客に対する提案においてもデジタル庁がやっている!という大きな訴求ポイントになると思います。

紹介した記事以外にもいろいろな技術についての記事があるので、気になった方はデジタル庁のテックブログこれからもチェックしてみてはいかがでしょうか。

では!

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